80台と70台のゴルフマネジメントの違い⑥
今週は地区別の対抗試合に参加した。結果は散々で80台の前半まで叩いてしまったがその理由はさまざまに思い浮かぶ。
まぁ、それは後書きにするとして本日は試合に出たお陰で大きな収穫を獲た。それはやはりこのシリーズで書き込んでいる80台と70台ゴルフの違いについて裏付けるようなコメントだった。この大会でも何度かの個人グロス優勝を獲得している方からのコメントでたまたま後ろの同組の会話で耳にしたものだった。現場は12ホール目で後ろの組と重なりAさんが後ろの知人Bと会話する良くある風景だ。
A:どーよー今日の調子は?
B:悪りぃーよ、いやね、ドライバーもアイアンも悪くないのに何故かパターで3パットや4パットまで連発だわ、さっき40センチを外したよ。
A:そうなんだ、どうしたんだろな、おまえゴルフ上手なのにぃ
B:なんだろなー
とAとBの会話の中に生きるレジェンドWさんが割って入った。
W:バッティングは心の問題が大きいからね・・
と控えめな一言で終わったが要は「貴方はどんなに練習していても試合にでないから本番に飲まれていて、それがあなたの今の実力なんだよ」と自分には声なき声がそう聞こえてならなかった。そしてその日の自分もまさにそんなゴルフをしていたから耳が痛かった。
以降はどんなにピンチ、またバーディーのチャンスでも必ず入ると確信し責めるパットに転じたら後半のパー5で成長を感じるしのぎ返しのゴルフが出来た。
またその後、この日のベスグロを叩き出した新しい覇者と飲み交わす事ができた。この日はシンペリなのに実にハンデ0、グロスがそのまま優勝に繋がる68の圧巻ラウンドだ。
勿論我々の地区の最大の貢献者と称えられながら飲み交わし、まだ30代半ばの彼にゴルフの何が楽しいかを聞いてみた。すると呑みながらおもむろにいい放ったのは・・
「ゴルフは基本楽しんでやるものだと思うんすけど、プレーヤーの真剣さからその人の物の考え方や人柄がが伺えるところが面白いっすね」
へー、そんなとこ見ながらプレーしてんだ。と相づちを打つと更に話してくれた。
「例えばスタートでボギー、ボギー、ボギーで発信しても本当に上手い人は気持ちが切れないどころか次で返す、そこがダメでも次で返すって考えてて、何ならショートでカップインして2つ返すかって本当に考えてるんですよね。それがまた明るくて楽しいエネルギーなんすよね。それで最後まで諦めない結果がハーフ30台なんですよね、そんなパワー溢れる人見ながら一緒にゴルフするのが好きなんです」
と言う。
凄いではないか。こんな若くしてそのマネジメントの真髄を理解しているとは・・
確かにその後の話は上手い人がどれだけ練習しているかの話しにはなってしまったが、やはりゴルフは心のスポーツでありゴルフが上手い人は仕事も出来る人なのだ。
その共通点は一つ、プロとしてどんなつまらない練習も反復継続し続け情熱を燃やす事が出来るかがその違いであり、人もゴルフもそのメンタルを持った人からしか学べないのだ。
そして自分は早速そんな人と試合に触れるべく会員権を購入する事を誓った日となった。