たっくんの勝手な考察

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ゴーン氏 変装 本当の意味 は簡単!

単純にすぐ理由が公開されると思いきや表面だけを追いかけるメディアは未だわけのわからない憶測を論議している。

もううんざりして答えから言わせていただこう。

まず今回の行動、ゴーン氏は保釈されるやいなやフルスモークのワゴン車に乗ると見せかけて前の工事用軽自動車に乗りこむ言う荒業を選択することにより、集中したメディアの準備していたコメントを裏切り、動揺しているうちに走り去ると言う作戦は成功。現に再現されるメディアのコメントは「あれ?ゴーン氏?ゴーン氏です」と内容の無いコメントがヘビロテされるだけに終わった。

 

さて、次に気づくのはゴーン氏の車内の表情、全くメディアにはその写真は無く、後のスーツに着替えられ弁護士事務所から出てくる姿しか撮影写真が無いことにお気づきだろうか。

そもそも工事車両の軽に乗り込めばその内部映像は撮り放題だし、そちらの絵面方がネタになると普通に考えればわかる。

ところがコレにはゴーン氏の服装に大きな効果がある、写真撮影で露出の理屈を知っている方ならおわかりだろう。

被写体に反射物があると今のカメラは露出(光量を調整する窓)がオートなため、極めて明るい被写体を取り込んだの勘違いを起こし全体の画像を結果暗く調整するのだ。

これにフラッシュを焚こうものなら画像は真っ暗になるという訳だ。

勿論プロ用のカメラ機材にはオートとマニュアルの切り替え操作も選ぶ事ができるが現場では瞬時にその思考回路を働かせたカメラマンは何人いただろうか。

 

今回上手く軽自動車の内部撮影がされたならばそのコメントには

「余裕の表情は反省を微塵も感じさず大衆を嘲笑うかのように・・」

とか神妙な表情で出るならば

「ユニークな変装は何を意図とするのでしょう・・」

とか様々な憶測で解釈をつけらただろうが、この車内の表情を全く撮らせなかったのは我々大衆心理の中に良く見る車中の「警察官の間に挟まれた後部座席の犯罪者」と言うイメージを植え込まない事と更にはそう言ったマイナスのイメージ画像を写真一枚で世界に独り歩きさせない意味が一番の目的なのではないだろか。


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これから始まるゴーン氏の裁判には百戦錬磨の弁護士がついているが、まずはあらぬ方向に大衆心理を傾けるメディアの撮影やコメントに対し、意表を突きシャットアウトしたと言う目的に置いてはまずまずの想定内なのではないだろうか。

 

ただあんなに現場の服装が似合ってしまったらBOSSの缶コーヒーのCMはこれからトミーリージョーンズよりもゴーン氏が適役なのかもしれない、と考えるのは自分だけではないはず・・