食べログにこんなメッセージが・・
実は個人的に10年前から食べログのブロガーもひそやかに書き込んだりしている。
特に目的や目標などがあるわけではないのだが職業柄、広範囲を車で移動する営業職から自らの備忘録になればと始めたものだ。
しかしながら10年を何となく辞めずに書き込み、チェーン店や販促物は基本的にコメントしないのをポリシーとしながらもその数は500件を越えフォロアーさんも800人近くになっている。気がつけば食べる前には自宅で作った物まで写メを撮るのが習慣になってしまった。
週に何度か更新する備忘録はフォロアーさんに閲覧いただき、たまにコメントまでいただくなかでそれが支えとなりここまでこれたことには感謝に尽きる。
時間のある時には自分もフォロアーさんのコメントを見たり読んだりしながらなるべく多くの足跡を残し応援している。ただし今後も増え続けるであろうフォロアーさんの更新されたコメント全部を閲覧するだけでも数時間以上かかってしまう事から個人的に興味のある食事やお店、その他の突出した物など一部をピックアップしながら楽しんでいるのが現状だ。
今日も閲覧履歴を残したフォロアーさんから一通のメッセージが入ってきた、その内容にはこう書かれていた。
「たくさんの いいね ありがとうございます。私のレビューは1分でこんなにたくさん読める内容ではないはずなので、後でじっくり読んでください・・・」
とまぁこんな切り口だ。たしかに自分は食べログがメインでないし仕事も忙しいからたまったフォロアーさんのレビューをまとめて写真の閲覧のみで連打する事もある。それは自分なりにフォローいただいているお礼でもあり、こちらも見てますよ、と言う足跡を残す意味でもある。
勿論閲覧している物に興味があればブックマークしたりコメントを入れたりもするが全てではなく、その程度の流れ作業で1時間はすぐに過ぎてしまうので、なるべく早朝時間を設けて多くの閲覧をできる限りしていると言うわけだ。
だから今日のようなコメントは 色々考えさせられる点が自分の中で溢れた。
まずはこのブロガーさん、悪く取るならば
「自分の一生懸命書き込んだコメント、読まずに 適当な いいね だけならお断り!」
とも読み取れるし、好意的に取るなら
「いいね ありがとう、どれも力作で面白いからあとでちゃんと見に来てね」
と文面通りにとるべきか・・
いずれにしてもわざわざコメントを自分に送るくらいだからそこには考え方の違いを主張されているのだと考えるのが自然だ。
このブロガーさんは現代のSNSのあり方や向き合い方などはともかく、自作の手間暇かけたコメントは読破ありき。と主張しているのだろう。
そこで今まで他のブロガーさんがどんな気持ちで日々のコメントを掲載しているのだろうか・・
考えたことも無かったが、少なくとも自分はそうは思わない。
忙しい人もいて読む事も出来ない中、いいねだけくれる人、本当に良いコメントで共感が持てる物のみだけにコメントを寄せる人、自分の いいね 稼ぎにやたらバタバタとフォロアーを増やしていく人、お店の前に来た時メニュー選びに迷って閲覧する人など使い方もさまざまだが楽しみかたも人それぞれであっていいと思う。
またブロガーとして永く続けていくには大衆の色々な目的や考え方に寛容であるべきだと考えている。
SNSが生活の中にある現代、文字だけで考え方を正確に読者に伝えることは至難の技であるし完全には不可能だと自分は考える、伝え方こそ人の価値のひとつであると自分は考え
勉強の気持ちで書き込んでいると言っても過言ではない。
その会話にはビジュアルや表情が無いぶん特にその文面にはいつもより繊細かつ愛をもって対応するよう努力している。またメールもそうだが、文字を発信する側も受けとる側も思考回路や人生観の引き出しをフル回転させ、そしゃくし理解するキャパがなければならない。
ラインやメールが出始めた頃、十分にコミュニケーションしているはずなのにその当人に会ってみると誤解されていたり、捻れたニュアンスで趣旨を捉えられていたりした経験された方も少なくないはずだ。
今回一通のメッセージのおかげで自分の立ち位置やSNSとの向き合いかたなどを確認することになった訳だが様々な考察を終えたあと静かに今回のブロガーさんを自分のフォローリストから外した。