吉野家もかいっ!!
てか年始の週末暇な自分、文具や身だしなみの準備で車で転々としているとやはり営業職としての他人の接客がやたら気になる。
本日の衝撃的なマクドナルドの朝から続く昼の吉野家の話だ。 普段はなかなか入店しないシリーズと銘打ってのお昼だがまた嘆かわしい事態に遭遇した。
自分が店内に入ったときには持ち帰り客が2名、そして店内には客が4名ほどと良くある光景だが自分はお一人様なので厨房に一番近いカウンターを陣取る。
さて、何にしようかと考えていると20代の女性店員(以後スタッフAとする)がお茶を提供しながら「決まりましたらお声がけください」と言い残し一人目のお持ち帰り客に対応している。
見ているとどうやら彼女、一挙手一投足が遅いらしい。お世辞でも要領が良いとは言いがたい。
中にも女性店員はまだ2名いるが待たせている客をものともせず釜や生姜の補充作業に明け暮れている。
「おいっ!客の対応を優先しろ!!」
とも言えず目の前にいるお持ち帰り客の処理がやっと済んだスタッフAにやっと注文。
この時点で本来なら一杯の牛丼食い終わってますやん、と思えるくらいだが、そのあとのお客さんに更に被害がでた。
自分が食べたのは14:00くらいだからそれでもなんとか繁忙期を乗り越えてきたスタッフ達だろうが、自分のあとに60代のおっさんが入店してきた時の事、目の前に座ったおっさんは牛丼のアタマ大盛りのみを注文した。
まず配膳されたのは自分の牛シャケ定食、到着したのだが牛丼の肉はタレがかなり染み込んで黒く玉ねぎは溶けかかっているところを見ると釜の最後の方だな、と予測できた。
ま、自分はこの辺はこだわりなく食べれるが目の前のおっさんのとこにはまだ牛丼がこない。まずいね、おっさんどんどん表情がイライラしてるよ、あ、腕も組みだしたし。
そんな心配をしながら食べていると釜の前にいる中の女性スタッフ(以後スタッフB)がさっきの要領悪そうなスタッフAに声を掛けた、、
「ごめーん、お肉無くなっちゃったから補充しまーす。時間かかってごめんねー」と・・
えっ!今頃の報告かよ? するとスタッフA
「はーい、わかりましたー」
とまだ二人目のお持ち帰り客に対応しながら後ろのスタッフBから背中で報告を受け入れる。でも待て待てまて~~~~い!
ってあなたそんな大事な事おっさんに伝えてあげなきゃ今にも死んじゃいそうだよ。
あ、腕組みしながらついに寝だした?ん、死んだ?
厨房を見ると釜に乾燥肉をパラパラと入れるスタッフB、そして当分出来上がりに時間がかかるだろう事をおっさんに伝えないスタッフA、そしてこの絵図はどこから均衡が破れるのかを見守る自分。そんな中厨房には何処にいたのだろう、若い男性スタッフが一番奥で仁王立ち。えー、この状況下4名もスタッフがいるではないか。
「おい若者たちよ、仕事しろ」
心の中で叫ぶ自分、そして気になるおっさんの安否は・・
「おい、寝るんじゃない、寝たら死んじまうぞー」とこちらも心の中で励ます。そして自分はとっくに食事を終える。
こうなるともうおっさんの配膳を待たずして帰ることはできない。すかさずスタッフAに「すいません、お茶」
とオーダーする。すると外から新しい客が入店してきた。スタッフBがその客に今提供に時間がかかる旨を説明する。そんな理由を残念ながらおっさん間接的に知ることとなる。
あー、可哀想、マジ寝か?タヌキ寝入りか?
っておいっ!自分のお茶まだ来ないのかよ。
スタッフAを見るとお持ち帰りの生姜の補充をやっている。やれやれ、バカなの。
「あのー、お茶」 「あっすいません」
自分のお茶が来て、しばらくしてから牛丼アタマ大盛りはついにおっさんに提供された。
そんなおっさんの目に少し光るものが見えたのは気のせいだろうか・・