たっくんの勝手な考察

ハワイ・車・時計・ワイン・ゴルフ大好きです。

アラフォー女子の恥じらいに深ィィ~

今日は朝から晩まで働きづめの一日だった。

最後に仕事を終えたのが20:30と、ここから自宅に戻るのも一時間半はかかるしこの界隈で食べて帰ろうと決め、リーズナブルで手打ちの蕎麦屋のうまい店に決めたのが21:00

 


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店内に腰を下ろすと店内のお客さん全てが自分の境遇と同じに見えてくるのが不思議だ。

くたびれたサラリーマンのオッサンが2名、ボックス席にはお互いに仕事をやり終えた感のある夫婦とこの時間でも5名ほどが店内で食事を楽しんでいる。

自分の目の前にも先程入り口の券売機でポチッとした 天玉蕎麦が早々に出来あがってきた。ほのかに天玉から香る干しエビの香りは、わざとのせているのか、はたまた海鮮のかき揚げを提供した前のお客のおこぼれ天かすなのかは定かでないが実に美味!

そんな小さな幸せを味わっている最中入り口に先程から女性が一人立っているのが認識できた。年の頃は四十代の前半で事務系の制服を着ている。どうやら仕事上がりで帰り道にこちらを利用したのだろう。

彼女は入るなり店内を見回しながらガラケイを片手に券売機を見ながらこそこそと会話をしている。ところが彼女を見ているとどうも怪しいのだ。入り口の券売機からなかなか選択しないので店員さんから声を掛けられるがその質問に対して携帯を耳にあてつつも全てアクティブに反応しているし、お持ち帰りの意思もはっきりと店員さんに伝えた後、会話途中であろう携帯をそのままバッグに仕舞い込んだ。

脳裏に疑問符が灯るが次の瞬間全てが解明した。

 

「天丼大盛りいっちょう。お持ち帰りでー」

 

なるほどぉこの女性、偽装工作をしてでもここの天丼大盛りが食べたかったらしい。

ところが思った以上にこの時間になっても店内には男衆のお客が多いのでお持ち帰りに急遽変更、携帯で家族からの依頼を装い大盛りは自分じゃないよと装った・・と言うのがあくまでもたっくんの独断と偏見の考察だ。

だがそんな事由などとは無縁な作り手のおばはんの余りにもボリュームのデカい「大盛り一丁」は予想外かつ分かりやすかったと言う訳だ。

 

それでも一企業の中の荒波を無事生き抜いてきたベテランアラフォー女子の美学と恥じらいは深ィィではないか、SNSを見ていると良くこの手の話題で盛り上がっているのを閲覧するが男性には到底日常では気にすることのない景色であり、実際に目にしたのは初めてだった。これぞ男女の違いではないか。

 

日頃、営業を仕事にしている自分にとってこの性別による考え方の違いをなかなか意識することはないが、全ての人に関わる自分にとって気持ちのいい接客や印象を心がけるためにもこの辺を感じる人間力は失いたくないものだとあらためて学びつつお店を後にした。