たっくんの勝手な考察

ハワイ・車・時計・ワイン・ゴルフ大好きです。

サントーニ プレントゥーをノリで・・

皆さんは豊かな生き方を買い物で手に入るならば何にお金を掛けるだろうか!?

家や車など答えは十人十色だと思うのだが、ある程度その辺に満足していて更に日々を心豊かな気持ちで過ごすためのアイテムとは?との問いかけになる。

そこで自分ならズバリ トイレ、小物なら靴だと思っている。トイレについては世界中どこを探しても日本ほどトイレが進化した国を見たことがない。でもそれは話が長くなるのでまたの機会の考察をするとして今回は一方の靴だ。

 

本日はその靴についてコアな話をしてみちゃう。

そもそも靴は人類が二足歩行になってからその体重を保護するための履き物であることは言わずもがなだが、足裏には様々な健康維持を担うツボが集まっていて器官や内臓機能の維持に直結しているという話は日頃よく耳にするはなし。

またスピリチュアルな話では靴の収納の仕方やお手入れ、その管理方法まで運気や金運にも直結する話が山ほどあるのも事実だ。

それだけに自らの健康維持や自己研鑽、人としての成りをも判断されがちな重要なアイテムだが、なかなかその価値にお金を投資しよう、また靴でこだわりを主張しようなどとした文化さえ薄いのも一重に日本がどれだけデザインやアートに意識の低い国民なのかが垣間見えたりする訳だ。さて、話は元に戻すが自分はビジネスマンなので上記の要因だけでなく、足元はその成りこそお客様からの判断材料と考えれるため、職業的にも意識の位置は平均よりも高いところにあるだろうと思う。

 

そこで早速だが「靴」造りについてだ・・

先ず一般的なのがセメント工法、上の型とソール(靴底)を接着した物で造りが単純なだけに機械でも量産できるのが利点で安価でもあるのだがサイズが少しでも合わないと最後まで違和感はそのまま残るのが特徴。

次に挙げるのがマッケイ製法、ヨーロッパではブレーク製法と呼ぶが上部とソールが徐々に足に合うように接合部をソールに対して糸で縫製してゆとりをもたせてからソールを単独で加工し張り合わせる。勿論縫製部が若干ながら中で動く事により徐々に足にも馴染んでくるし靴が軽く仕上がるためソールの反りやすさなどの利点が特徴。コバの張り出しも押さえれるため全体的にラインがスタイリッシュで伊達な感じを装えるイタリアンカジュアルに多い製法だ。

そして最後はマッケイ製法からソールを合わせる際にコバにかけて再度縫製をかけた作り方をグッドイヤーウェルト製法と言うが使この行程はソールの張り直しが何度でも出来ることから履いてしまうとその良さから逃れることはできない。これらはソールに縫い込みが下から見えるのでそれと判断出来るだろう。またそこに糸目を被せるダブルソールの造りもあり一概には判断が難しいがメンテナンスにより一生ものとなるからそれらは正に職人技の域となる。

 

このようにデザインならマッケイやセメント、武骨だが長く使えるのはグッドイヤーウェルトと理解しがちだが、その製法は永きにわたりその地域的なものも関係してくる。

マッケイやセメントはデザインがスタイリッシュでカッコいい物が多くイタリアの靴が多い。これらは雨が少ない地域でもあるのでこの製法が根付いたと言われているし、グッドイヤーウェルト製法についてはイギリスのチャーチやジョンロブ、日本製ではスコッチグレインが有名だが、これらの地は雨が多くソールが痛みやすいとゆうこともありメンテナンスもしやすい靴が発展したとも言える。かくゆう自分もビジネスではほぼグッドイヤーウェルトだがたまには贅沢を・・と考えた時にはここにスタイリッシュ性やデザインもチョイスしたい欲が出る。

そこで今回は憧れのサントーニを選択、上部はヒールまで継ぎ目の無い一枚革で仕上げられたシンプルなホールカットがフラッグシップモデルだがアンティーク調の色付けも一目でサントーニと判る。またこれは軽やかさと履きやすさを重視しブレーク製法が採用されている。


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このサントーニはマッケイ(ブレーク)製法、グッドイヤーボローニャ製法、ベンティベーニャ製法を80人もの職人が分担でハンドメイドで作られ、製法も靴により分けておりその技術とデザイン性はまさに現代アートと言っても過言ではないだろう。


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またソールのオレンジ色は分かる人にはサントーニとすぐ分かるのがさりげ無い部分だがこの辺は都内の駅構内の階段や足を組んでないと気づかない部分であり、かなりコアなマニア目線になってくるのもたまらない。

このレベルの靴になってくるとこれから自分の足にどうジャストしてくるかが楽しみだし、何よりも自分の好みで色づけ手入れが施せるのも楽しみなところ。