リレーアタックによる自動車盗難被害
近年においてリレーアタック(車のキーから電波を増幅をさせて瞬時に車を開錠盗難する方法)による車の窃盗が数件発生し出したと我住宅地にも回覧で注意喚起がまわりだした。
まさか自宅に置いてある車が朝起きたら、、買い物や打ち合わせから戻ったら無くなっていた。なんてあり得ないと思うだろうがそれが最近の車窃盗団のやり方の王道らしい。先日家の近所でリレーアタックに合いその場でガレージの開錠音で窓を開けたので未遂に終わったらしい。
このリレーアタックの仕組みは数年前にテレビでも見たことがあるが、まず二人組で一方は運転席のドアで待機、もう一方は自宅内に在るスマートキーのありそうな場所をアンテナで探し運転席側の器機にリレー、あたかもスマートキーが車の側にあるかのように車に錯覚をおこさせたら、後はドアハンドルに手を掛けていれば反応し開錠、エンジン始動で即盗難と言うわけだ。
そもそもリレーアタックに使用されるアンテナはどのくらいの射程距離を持つのだろう?
調べたところでは環境により前後するが今は約10メートルだ。まず玄関やリビング、二階でも場所によってはリレーされるだろう。また買い物や打ち合わせでも施錠してから10メートルも離れないうちに狙われたらこれもアウトだ。
そこで単純に考え付くのは使わないときキーの電波を即遮断するケース等に入れておく事で防げる。
楽天やアマゾンを開けばその手のグッズで溢れていて予算的には1000~5000円位までケースからボックスまで様々。突っ込んで調べてみるとこれが面白くて要はスキミング防止と同じ仕組みなのでキーをアルミ箔でぐるりと包み込めばハイOKと言う訳だ。
確かに実験すべく、キーをアルミで包み車に近づいても自分の車が反応すらしないのには興味深い事だった。
ちと寂しい気にもなるがコレで良いと言うことになれば話は早い。お値段での性能差はなく使い勝手のみとなるだろう。
ともかく、自宅からの窃盗ではハイブリッド車の盗難が圧倒的に多いらしく始動時に音が無いところにその理由が伺える。
近所迷惑にならないよう早朝や深夜ではEVモードを使って電気のみであたかも忍者のように出入りしようとするオーナーの配慮は、むしろ窃盗団にも有難いとの皮肉な結果になった。
それと忘れてならないのは自宅に置いてある予備のキーくらいは早速アルミで巻いて隠して置くのが良いかもね。