たっくんの勝手な考察

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常磐道 あおり運転で思う事

毎日のように取り上げられているがここには現代の様々な問題や課題が山積していて、メディアのフィルターを通して見る我々がしっかりとその奥にあるものを見極めなければならないとつくづく感じる。その点で自分は4つ程気になる点がある。まずは問題点を箇条書きにしてみた。

 

①宮崎容疑者は道路交通法では処分されない

②殴られた被害者はなぜドアを開けたのか?

③メディアはしっかりと事実を伝えるべき!

④県警はメディアが騒がなければ動かなかった?

 

と言う点でまず①についてだが今回被害者が殴られて被害届けを出したことで傷害容疑となり逮捕状が出たのだろうが高速道路上で車を停めた事実や危険運転致死傷などの道路交通法での処分は現行犯でないためさかのぼって処分はされない点、ゆえに傷害容疑での保釈金を払った後しばらくして彼はまた車が運転出来るというのはいかがなものか・・呆れます


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②についてまだだれも触らないが20代の被害者はなぜあれだけ気の狂った輩を目にしながら窓を開けたのか?インタビューで「もう怖くて車に乗れないほど・・」と言うがもしかしたら全方向ドラレコを過信しながらのYouTubeネタとしての考えがよぎったのかもしれないと思ったりも。最近ではわざとあおり運転を誘発させ幾つもの事例をYouTubeでアップする正義を逆手にとった輩も居るくらいだから。

 

③はメディアの切り取り方に渇っ!だ。そもそも宮崎容疑者が殴る行為に及んだのも最終的には車にぶつけられて逆上したからであってそれなしにいきなり殴りかかったようにカットされたメディアの尺は明らかに面白おかしく事実をねじ曲げて伝えたものに変化している。ここまで騒ぎ立てると明らかに局の浅はかさや視聴率第一主義になってしまったバカな局が目立ってよくわかる。確かに比べて見ると明らかに屈折したVTRに一方向からしか見れないお馬鹿コメンテーターが尺を取る某テレビ局はもう見ないと思えてくる程だ。

 

④だがこれは深い問題であることに視聴者は気づかねばならない。日々あおり運転の罪が重なる宮崎容疑者だが実はこれだけの被害件数が他にもあり、それらが闇に葬り去られようとしていたことにハッキリと気づかねばならない点。まさに「ボーッと見てんじゃねーよ!」だ。これは現在の警察庁による組織の縦割りが招いた被害者側の二次被害と言える。今回のようにドラレコというテクノロジーが探し出した事件に対する処分規定が無いのと合わせ県をまたいだ事件性に関して警察側が一番触りたくない無かったのだろう

 

事実逮捕の際の茨城県警が押さえようとするなか宮崎容疑者の大阪に出頭すると言い張られ警察のあの困り果てた顔はなかった。アメリカならば即「逮捕状が出ていて今から貴方を逮捕する。犯罪者の貴方が今何を言ってもくちなし、このあとに異議申し立てがあれば貴方の権利は守られる」とサッサと捕まえろよ。そのあとに何故か大阪から茨城に移送とは余りにも不合理。

縦割りの弱点を容疑者に見透かされてる様では憲法の改正、規定の遅れが鼻に付いてホントにイライラする。また今回の被害者以上に以前より被害届けを出したにも関わらず動かない警察にイライラした被害者が今の今までどう感じていたのかを取り上げる局があっても良いのではないだろうか。

 

このように加害者の心理、被害者の思惑やメディアの切り取りかた、法律の在り方など国民はボーッと面白いものだけを見ていているだけではどんどん馬鹿になってしまうだろう。何も感じない馬鹿になった国民こそが憲法や法律を改正しようとするときだけ訳もなく反対するだろう。

少しずつでも世界に誇れる「美しい日本人の在り方」を一人一人が意識しながら日々を送らねばこのような事件、益々法律では裁けない事件が溢れてしまうような気がする。