懐食みちば 和食の域を越えた創意工夫
今回は「懐食みちば」さんでお世話になったお客様へのおもてなしで利用した。
こちらは以前料理の鉄人と言う番組でほぼ無敗記録を打ち立てた和食の鉄人、みちば六三郎さんのお店だがオーナーは既に90歳を過ぎホールに立つことは無いがその気風は脈々と受け継がれていた。
料理だけでなく、提供するスタッフさんやコロナに対する空間配分などこの気配りこそが和のお・も・て・な・し!と言えよう。
料理はランチのそのまま「おもてなし膳」
スタートからトップギアの前菜は初夏の季節を盛り込んだもの。食に対しての向き合い方をその料理から正される。
次々に運ばれてくる物は和の領域では物足りずと言わんばかりだ。トマトの姿焼きの中からはチーズが溶け出すしアクアパッツァには季節のスズキが使われるなどまさに和と洋の融合と言えよう。
水菓子に至るまで食べる側にシャンとした緊張感があるのも本来の和膳の味わいと言っても良いだろう。
日常でメリハリの無くなりかけた昨今、こんなかたちで気分転換を図るのも悪くない。