マレーシアが背負う様々な問題
クアラルンプール、既に7日の宿泊をしてさまざまな場所やお国柄に触れて思うことがあった。
つい数日前、自分たちのホテルでISISの会議が行われたり時にはヘイズの悪化した環境下にも置かれたりでこの国もさまざまな悩みのなかで運営しているのだと一週間足らずで感じる事ができた。
まず先に挙げたISISについてだが簡単に説明するとこの国がテロに驚異にどう対応すべきか、またどんな安全策を講じるかをつねに話し合っていると言うことだ。
数日前に当ホテルを会場にマレーシアの警察庁長官も交え国家的対策案を話し合う会議の様なものが行われていた。詳しくは概略をフロントで聞いただけだが、次の日は物々しいセキュリティの元周辺国の首脳陣も来ていたらしく朝から次々とレッドカーペットを足早に黒塗りの高級車が出ていくのを目にした。
単純に日本人の我々が思うのはマレーシアでアメリカがイラン等に制裁を加えたらこの国マレーシアは実に複雑な立ち位置を強いられると言うことだ。民主国家とイスラムが共存する国は確かに複雑極まりないに違いない。
これを期に少しずつ学んでみようと思う。
次にあげたヘイズの問題。これも簡単に説明するとボルネオやマレーシアの野焼きの粉塵がPM2.5などの汚染物質と混じりあって光化学スモッグの様な状態になる日が6月位からの乾期にはじまると言うことだ。
気にもしていなかったが自分は何を隠そう数年前から始まった花粉症のキャリアで案の定こちらに来て3日目くらいから夜になると喉がイガイガしてトイレットペーパーをワンロール一晩で使ってしまう状況に襲われた。
一週間も過ぎると咳が出て来て風邪なのか解らない状態になる。初めの数日間は朝になるとすっかり 良くなっておりその繰り返しで風邪でないとわかってきた。
〈ヘイズの中程度発生した空〉
この問題には諸説あるようだが焼き畑を禁止したところで解決するものではなく、肥料を買うより罰金を払う方が安上がりのため無くならないとされているがこれも人災の引き起こす難しい問題であろう。