チャンギ空港に深夜着くとこうなる その②
さて、初めてのシンガポールに胸踊る反面、無策で深夜3時を回ったチャンギ空港にいる自分逹はこれからどうするのが良いのかをまずジャッジしなければならないが、そろそろ足も棒になってきたし思考回路も電池切れに近い。
空港の外には出てしまったし、もはやラウンジや空港内のホテルの選択肢は無くなった。
消去法で考えれば答えは直ぐ出るのだが時間も時間で脳内はますます朦朧とし判断力を欠く。
残された選択肢で、まずは15:00チェックイン予定のコンラッドセンテニアルのチェックイン予定ではあるが、タクシーを捕まえ向かう事にした。
何も解決した訳でも無いのにタクシーの車中に差し込むやわらかなナトリウム灯のオレンジの光が道中の疲れを癒してくれる。
深夜のチャンギ空港からの高速道路はほぼ他の車に会うこと無く三車線をゆったりと流し約20分もするとマリーナ地区の市内に降り立つ。
ほー、この街は空港、観光市街の都市計画が素晴らしすぎてインターバルのストレスが無い。しかも住民は道中からも見えるいくつもの高層マンションに住んでいいて、それらはほぼ公団らしく国民にも住み良い環境が整理されている。
そんな日本では都心でしか味わえない縦のベクトルに翻弄されながらあっという間にホテルに着いたわけだがここからが再び困難の始まり、と言う事は今の時点ではまだ二人とも知る由がなかった。