たっくんの勝手な考察

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オリエント時計 の進化が止まらない

オリエントとは元々はセイコーから枝分かれしたメイドインジャパンの腕時計の事だ。

そもそもこのメーカーは機械式時計にこだわり続け試行錯誤してきた。初めて自動巻きを造ったころは1日ほっとくと次の日の夜半には停まっているようなクォリティーであったし、デザインと言えば欧州にある色気など微塵も感じない無骨な時計だった。

それでもメイドインジャパン質実剛健の真面目な作りと日本人の腕にピタリと収まる心地好さはなんだか憎めない親友のような位置付けで書く優自分も愛用していたことがある。

そのオリエントが2021年に入りガンガン攻めてきた。ニューモデルが度々紙面を飾りその存在感を見てくれと言わんばかりにアピールしてくるではないか。

早速本日はセイコーのマスターショップに立ち寄って見ることにした。


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最近は各社こぞってスケルトンを産み出して来るが今後のトレンドと言っても良いだろう。

中でもこちらのオリエントのデザインは素晴らしい。ムーブメントは70時間パワーリザーブの自動巻きで6時の位置がスプリットセコンドになっている。革巻きのベルトは厚みのある欧州の物と大差がない。また時刻を示す針は青焼き針だったりオープンハートの雁木車も青焼きが見え隠れする辺りがお洒落。

なによりも部品に施されたギョーシェはシルバーでもゴールドでもないシャンパン光を放つなど育ちの良さを感じるし、40ミリ(おそらく)ボディは日本人の腕との相性もいい。

ついに日本のデザイン力もここまで来たんだと感じさせる風貌はこれからの日本製デザイン時計の指針となるだろう。