たっくんの勝手な考察

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ロレックス GMTマスター Ⅱ 何処にあるんじゃー!

ネットサーフィンしていたら新しいニュースにロレックスの話題がでていた。お題は

GMTマスターⅡ待望の赤青ベゼルがステンレスモデルに登場」

とあるが我々時計好きの間ではそうではない。GMTマスターはこれまでも何種類かのベゼル(黒・赤青・赤黒・黒青・茶金・・)が製造販売されていて、中でもこの赤青は通称ペプシ、また赤黒をコークと呼び親しまれてきた。

あらためてこの待望の・・と唱うのならば

GMTに待望のジュビリーブレス登場!」

であろう。何しろこのGMTシリーズは昔から3連ブレスと決まっていたが実はロレックスファンの間ではこの1945年にオイスターパーペチュアルデイジャストが販売以来、この美しい5連のジュビリーブレスがそのステータスとして不動の地位を確立した。
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そしてGMTファンの間でもこのペプシは昔に3連のステンレスブレスが登場して以来、大変な人気がでのだが、今回ははじめてGMTシリーズにジュビリーブレスがセッティングされたという訳だ。


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GMTは2国間の時刻を瞬時に見分けられるため、日付変更線を越えた国にいる際でもホームが朝か昼かが瞬時に判明できる事で失礼の無い時間にホームへの電話を取り付けることができる。まさにオーソドックスだが最高の視認性、そして使い勝手になっている。

 

ところが昔からそのオーソドックスさが仇となってか、問題の特許権関係なしのアジアのあの国から様々なコピーが作られ、これまでもロレックス社ではコピー防止にその技術を注いできたのだがそれは皮肉なことに同時にコピーの作り手にも覇気を与え続けて来たと言える。

 

そんな時代背景の中でロレックスのジュビリーブレスの発明はコピーにもムーブメント(中の機械)を除いては最も粗悪さが解りやすい部分であるため、パーペチュアルやデイジャストの5連ブレスタイプは明らかにコピーが少ないと言うのが現状だった。ゆえにファンの間でもより安心して取引をする指標となっているとゆう事も人気の理由かもしれない。


しかしながら数年来このペプシは質感でも専門家にしか判明できないくらいまで精度のあげられたGMTコピーが出回ってしまったため、前回はブレスをホワイトゴールドで製造したのだがこれがお高く300万アッパーとなってしまった。


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確かに美しさはハンパ無いがこれではなかなか手を出しにくい。

前述したように前回のモデルからロレックス社は業界でも本気を出したと言われてきてコピー防止もさまざまな技術を投入しているだけではなく、さまざまな最新技術を投入、ムーブメント(中の機械)もキャリパー3285として自社開発の改良型が投入されている。

 

そしてこのベゼルだ、セラミックを特殊加工した上に着色を施すとゆう凄まじい手間のかけよう。

また中のムーブメントは簡単に解説するならば48時間から70時間までのパワーリザーブになった他、心臓部のバラクロムヘアスプリング(髭ゼンマイ)はブルーのニッケル合金になったことで磁気帯びが解消された、また温度変化や衝撃性も格段にアップ。

エンジニアに聞いたところ、メンテナンスもし易くなったばかりでなく、オーバーホール時期が格段に延びるだろうと言って良いそうだ。

 

さてさて、やっと今回の趣旨となるGMTマスターⅡの販売の話だが、自分も銀座の百貨店、取り扱い販売店、既に販売されて半年が過ぎている中、それを見たい、付けてみたいで足しげく通っているがお目にかかったことがない。

売店の方はきまって「ただいま品切れでございます」や「先日入荷したのですが今現在は・・」などと言うが実際は店員さんも見たことがないのだろう。

実は日本ロレックスではまず専門店よりも大手百貨店に品を卸しているようだ。それを外商員が欲しがっているわけではない外商のVIPへ押し付け販売しているとの噂も。

まぁ、この構造がしばらく満たされたあとでないと一般庶民が手にすることは無さそうだ。

たまにネットで出るときはそのお値段は約2倍!?全く馬鹿げたはなしや~~~。

海外に行ったときにでも購入したほうが数年は安いかもしれない。

とにかくさまざまな部分で本気になったロレックス、新しいGMTマスターⅡは100万を切っての正価販売だが異常なまでに価格が跳ね上がるのも日本だけらしい。